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2018-03-16 Fri
病院での仕事を終えて、帰りの電車の中の約40分間は、本を読みながら乗っています。
数ページずつ読み進めた本が一昨日終わりました。
題名は『孤宿の人』宮部みゆき著。
『ほう』と『宇佐』の住む四国の丸海藩にたびたびお邪魔しながら読んだのですが、
最後の最後にずっと溜まっていた『ほう』への感情が、溢れ出しました。
阿呆の呆から名づけられた『ほう』の心が愛しくて、悲しくて涙が流れました。
読んだあとは、しばらく私の心は丸海の海原のようにおだやかになり、静かな余韻が続きました。
いい物語でしたよ。ほんとに。
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